栄養教諭のM先生による学級活動(食育)が行われました。黄色い箱に「?」マー
クが貼ってある『はてなボックス』が1・2年の子供たちの関心を高めました。その
中から,野菜,肉,米,牛乳などの食材が次々と出てきて,子供たちは,どの食材が
「からだをつくる」「エネルギーになる」「からだの調子をととのえる」のかを楽し
く学習しました。給食でやや苦手にしている「レッドキドニー」という豆も紹介され
ましたが,この豆が3つ全ての働きに当てはまることを知ると,「これからは食べよ
う」と言っている子供もいました。また,授業の最後には,「この食材はどんな働き
をする」と答えられるようになっていました。子供たちにとって「自分との関わりを
知る」ということは大切なことと感じることでした。M先生は,毎回、いろいろな工
夫をしてきてくださるので,子供たちも授業を楽しみにしています。
子供たちの感想を見てみると次のようなものがありました。
「いろいろな食べものをしって,きらいなものも食べられるようになって,自分の成
長をまもりたい」「大きくなりたいからすききらいをなくしていきたい」「きゅうし
ょくででたものは,ぜんぶたべるようにしたいです。すききらいしないようにがんば
ります」
笠木小のみんな,給食をしっかり食べて楽しく元気に過ごしましょう。
校長先生の話は「将来の夢」についての話でした。現代の子供の将来の夢ランキン
グをもとにどんな職業があるのか,夢に向かって進むにはどのようなことが大切かを
話してくださいました。
「夢を叶えるためには → なりたい自分をイメージする →どうすればそうなれ
るのかを考える → そのために努力をする」ということが大切であることを知るこ
とで,頑張る力がみなぎってくるということでした。
子供たちは毎日楽しく学校生活を送っていますが,将来の夢を持ち,それを追い求
めようとすることでさらに毎日の生活を充実していくことができると思います。夢は
変わっていってもいいから,今の夢を大切に希望をもって生き生きと学校生活を送っ
てほしいと思います。
全校朝会のあとには,市理科研究記録展,大隅地区作文コンクールの表彰も行われ
ました。
学習発表会がありました。大運動会が終わってから1ヶ月近く時間をかけて発表の
準備をしてきました。1年生の元気のよい「はじめのことば」で始まりました。続い
て1年生の音読劇「くじらぐも・・・空のたび」でした。国語の授業で学習した「く
じらぐも」を劇にしました。会場中に響くはっきりとした声で,体を大きく動かして
発表できました。4月の入学式では緊張しながら不安そうにしていた1年生ですが,
実に堂々とした発表ができました。2年生は,音読劇「スイミーのはずがロクミー」
でした。国語の授業で学習するスイミーはたくさんの魚がまとまって1つの大きな魚
の形になりますが,6人の2年生がなわとびやかけ算九九など自分の成長をもとに一
人一人の個性を出しながら劇を行いました。昨年からぐんと成長した姿を見せてくれ
ました。休憩後は,全校児童による合奏でした。今年はディズニーの音楽をメドレー
で発表しました。1・2年生の「ミッキーマウスマーチ」~3・4年生の「子供の世
界」~5・6年生の「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」を続けて演奏し,最後は5・
6年生の演奏に合わせ,1・2年生は振り付け,3・4年生は歌を合わせて表現しま
した。続いて,3・4年生の「米作りについて」でした。総合的な学習の時間に田起
しから稲刈りまでの見学を通して学んだこと,豊かな収穫ができるのは今からちょう
ど100年前に9km先の水源地から用水路を引いてきた先人の苦労があったからこ
となど学習したことをもとに発表しました。この発表に続き,12月には田畑の中の
道路を走る持久走大会、1月には水源地遠行を行います。5・6年生は,「Kさぎ小
学校のある土曜授業の日」という学習発表劇を行いました。1時間目の体育の授業,
2時間目の英語の授業、3時間目の総合的な学習の時間(交流校:山形県鶴岡市あつ
み小学校への鹿児島県の紹介)の様子を,それぞれの得意な技や調べたことをもとに
発表しました。そして,最後は,小学校生活最後の学習発表会となる6年生が「おわ
りのことば」で締めました。保護者もたくさん参観してくださり,また1つ成長でき
た学習発表会となりました。
稲刈り見学がありました。これまで,総合的な学習の時間の内容として,田起こし
見学→田に水を入れる見学→田植え見学→田の草取り見学→稲刈り見学を行ってきま
した。本来ならば一緒に作業を行うことができれば良かったのかも知れませんが,農
業も機械化され安全面などを考慮して見学になりました。土を耕し苗を植え収穫する
までの工程を見学し,人々の知恵,自然との共存,大地の恵みなどたくさんのことを
学び,感謝の気持ちを抱いたと思います。豊かな自然に恵まれた笠木地区ですが,
100年前に10㎞ほど離れた水源地から用水路を引いてきた方々の努力によって今があ
ります。1月に行われる水源地遠行では,その距離を往復歩き通すことを通して,昔
の笠木の方々の努力と苦労に思いを馳せ,深く感謝の気持ちを感じることだと思いま
す。
芸術鑑賞会がありました。大隅北小学校,菅牟田小学校,笠木小学校の3校合同で
鑑賞したのは,劇団「道化」のみなさんによる劇でした。劇団「道化」のみなさん
は,福岡を拠点にしながら日本全国を回ったり,アジア諸国など海外でも活動してい
ます。
劇に先立ってワークショップが行われました。アクションとリアクションの表現を
学びました。「好きな人に出会ったときの『こんにちは』と会いたくない人に出会っ
たときの『こんにちは』の設定,「あまり痛くないビンタと痛いビンタ(実際売って
はいないです)」の設定で,先生に出てきてもらって演技をしてもらいました。子ど
もたちは,受け手の表現によって印象が大きく変わることを興味深く見ていました。
次に各学校2名の児童に参加してもらい,カンペを見ながらMCの稽古をしました。
MCと観客が一体となった盛り上がりを体感することができました。
そして,いよいよ演劇です。第1部は「なにができるかな」というコーナーです。
タオル,卵(模型),洗濯ばさみなどを使い、いろいろな形に変わっていくを作った
り,ストーリーにのった劇風に表現が展開していく変化に富んだステージでした。子
どもたちは想像力を豊かに働かせながら楽しく鑑賞していました。
第2部は「3びきのコブタ」です。大きなカバンから小さなカバンが3つでてき
て,その3つのカバンがコブタに変わるという驚きの展開で劇が始まりました。演者
のみなさんの豊かな表現,どんな表現でもマイクを通しているかのようにしっかりと
聞こえてくる発声,客席の後ろまで移動するなど体育館を広く使った演技など,子ど
もたちは楽しいステージに思わず声を出して反応していました。
今日のこの経験が11月6日の学習発表会で,子どもたちの豊かな表現となって現
れることを楽しみにしています。
3・4年生が総合的な学習の時間に校庭の外れに用水路を作りました。本校のある
笠木原台地は,用水路が完成し通水がはじまってから今年で100年になります。その
おかげで,今ではお米をはじめとしたたくさんの農作物が実っています。総合的な
学習の時間には,これまで,田起し見学、田に水を入れる見学,田植え見学,草取り
見学をしてきました。来週は稲刈り見学もあります。豊かな稲が実るのも「水」があ
るからこそです。
今日は,スコップやシャベルで深さ30cm,幅1m,長さ5mほどのミニミニ用水
路を作りました。大正11年の通水時は総長9kmの用水路でその9割をトンネルが占
めたそうです。先人の遺業に思いを馳せながら感謝の気持ちをもって毎日を過ごして
ほしいと思います。