7月7日(木)朝,全校朝会が行われました。校長先生が,生活の様子を表した絵を
もとに危険な場面を探すことを通して「危険予知能力」について話されました。次
に,全校外掃除での草取りの前と後の写真を示しながら,時間いっぱい掃除をするこ
とできれいになることを話されました。朝のボランティア清掃をしてくれている子ど
もたちの様子も写真で紹介されました。そして最後は校長先生作詞作曲の「ライジン
グ」をみんなで歌って全校朝会が終わりました。カメラで撮影しながら,4月の頃に
比べて,子どもたちの聞く姿勢がとてもよくなっていることに気付きました。
全校朝会の後は,受賞伝達式を行いました。第1回笠木タグラグビーフェスタに出
場しましたが,その中の2チームが第3位になりました。5団体から15チームが参加
し,3カテゴリーに分かれて総当たり戦を行いました。全国大会に出場する宮崎県の
強豪校とも試合を行い,その強さや生活面の規律正しさに刺激を受けたようです。こ
れからの学校生活に活かしてくれることと思います。
気温が高く,湿度も高い日が続きます。子供たちは,昼休みに外で遊ぶのが大好き
ですが,熱中症指数モニターで測ったところ暑さ指数(WBGT)が高く,熱中症に
かかりやすい環境であるため,昨日と今日は昼休みに外で遊ばないようにしました。
子どもたちは,本を読んだり,音楽室で楽器の練習をしたり,友達と話をしたりする
など工夫して過ごしていました。
給食がおわる頃に,広報委員会の子供が昼休み前の放送を行います。天気のいい日
は「昼休みは,帽子をかぶり,外で元気よく遊びましょう。」,雨の日は「昼休み
は,教室や図書室で,静かに過ごしましょう。」と放送します。今日の放送は3年生
のRさんでした。給食時間がおわる頃に,Rさんが,「教頭先生,今日は何て言えば
いいですか?」と聞いてきたので,「そうか,今日はいつもと違うね。う~ん。何て
言おうか・・・」と一緒に考えていたところ,「そうだ!『涼しいところで活動しましょ
う。』っていいます。」と言って放送室に行きました。柔軟な言葉選びができること
に驚くとともに,とても嬉しくなりました。
今日は,養護教諭のI先生が,1年生,3・4年生,5・6年生の歯磨き指導をし
てくださいました。歯の拡大模型と大きな歯ブラシをもって,磨く場所や磨き方が分
かりやすいように工夫したり,大きな手振り身振りで話をされて子どもたちも理解を
深めていました。特に3・4年生は,動画を見ながらの歯磨き指導(4校時) →
給食 → 実際の歯磨きの実践的な流れとなり,手鏡を見ながらみんな真剣に磨いてい
ました。(同じところを20回磨かないと歯垢はとれないそうです!)
笠木小学校はう歯治療率100%を連続して達成していますが,今日の歯磨き指導を
通して,自分の歯を大切にしようとする気持ちも育ってくれると思います。I先生,
3時間の授業お疲れ様でした。
4月当初,朝,校長先生が校舎近くの砂利の場所にほうきの目を付けてきれいに
整えていました。数日後,校長先生と一緒にほうきの目を入れる子どもが出てきまし
た。しばらくすると,数人の子どもたちが,朝の活動(自分の好きなことができる時
間)の時に,進んでほうきの目を入れています。すると,別の日には違う子どもがほ
うきの目を入れています。さらに,砂利が飛び出て散らばっていることに気づき,ほ
うきで元の場所に掃き入れる子どもも出てきました。
朝,子どもたちは縦割りでうさぎ小屋の掃除などをしています。梅雨に入り,雨が
降る中も変わらず、うさぎが快適に過ごすために,糞や汚れた餌を取り,新しい餌に
変え,取った餌(葉っぱ)や糞は捨てに行っています。雨の中一輪車で運ぼうとして
いる子どもの横でさっと傘を差している子どもがいました。
先日は,「学級園の草が目立ってきたね」と伝えると,5・6年生が草取りを始め
ました。すると,近くにいた2人の1年生も加わって草取りを始めました。私は,
「お兄さん,お姉さんたちの学級園の草取りまでしてくれてありがとう。」といいま
した。それでもただ黙々と草を取っています。その子どもは,放課後,タグラグビー
の練習に早く来て1人で草取りの続きをはじめていました。次の日にも,その子ども
は早く来て,今度は「今日は1年生の学級園の草取りをするの。」と言って草取りを
はじめました。誰の目を気にすることもなく,ただきれいにしたいと思って動く子ど
もを見て,なんて純粋で素直なんだろうと思い心が温かくなりました。
今年度になって,南日本新聞の「子どものうた」に3名(5年生のMさん,Tさ
ん,6年生のSさんの作品)の子どもが作った詩が掲載されました。日記の内容をも
とに,担任のS先生の指導のもと,詩の形に整え応募しました。どれも,子どもの素
直な気持ちがそのまま表れた詩に仕上がっています。新聞に掲載され,たくさんの方
に読んでもらうことは本当に嬉しいことです。「自分はできるんだ」という自信にも
なります。中には,新聞を見てその子どもに感想を書いた葉書を送ってくださる方も
いらっしゃいます。子どもはそれを読んでとても喜んでいます。
これからも自分らしさを活かして感性豊かな詩を作っていってほしいと思います。
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