7月4日(木)に救命救急講習会と学校保委員会が行われました。救命救急講習会には,日本赤十字社鹿児島県支部より講師を派遣していただきました。「とっさの手当が命を救う」の考えで,救急車が来るまでの一次救命処置の仕方①胸部圧迫②人工呼吸③AEDを用いた電気ショックを丁寧に指導いただき,大変有意義な会となりました。
学校保健委員会では,養護教諭より本校の健康診断の結果説明の後に,学校医の津曲先生と学校歯科医の伊藤先生にお話いただきました。熱中症予防に「五苓散」や風邪や疲れを感じた時に「葛根湯」が効果的。「478呼吸法」は,頭痛や心と身体のリラックスに有効。むし歯予防にお茶や水で口の中をゆすぐとよい。朝食を食べ,太陽を浴びることで質のよい睡眠ができる。日常生活で毎日五感を刺激しているのは,食事で五感を刺激することで,自律神経のバランスが取れ,精神面・情緒安定につながることを教えていただきました。貴重なお話しをしていただきありがとうございました。
6月24日(月)に道徳の提案授業が行われました。主題名「責任を果たす」,教材名「ぼくたちの夏休み自由研究」の学習でした。「自由」という言葉から連想される言葉をもとに,「善悪の判断,自律,自由と責任」に関わる生き方について考えさせる授業でした。教材文では,主人公が夏休みの自由研究を3人の友だちと分担したが,弱い心から先延ばしにしてしまい,期限に間に合わない場面から,自由と責任について考える学びでした。
ペアやグループで考えたり,友だちの考えを自由に見て回り,コメントを書いたりと「学びの共同体」の理念を取り入れた授業展開でした。今回の学習をとおして,「自由」「自律」「責任」について自分事として考えることができたようです。
6月11日(火)の全校朝会で,校長先生による読み聞かせがありました。「さっちゃんのまほうのて」を読んでいただきました。先天性四肢障害児(右手指の欠損)のさっちゃんが,幼稚園のままごと遊びで,「お母さんにはなれない。手のないお母さんは変」の言葉に傷つき,しばらく不登校になります。
しかし,お母さんとの会話,妹の誕生,帰り道のお父さんとの「さちこは,すてきな,だれにも負けないお母さんになれる」「さちこと手をつないでいると不思議な力を感じる魔法の手」の言葉に元気と自信を取り戻します。けんかした,幼稚園の友だちとも仲直りできたすてきなお話でした。