今日は,終業式でした。2年生のTさんが児童代表で1学期の反省を述べました。
校長先生は,笠木小学校の子供たちの成長について,そして,浦島太郎の話を用いな
がら夏休みの時間の使い方について話されました。その後,笠木小学校校歌の1番を
元気な声で歌いました。
続いて,「健康に関する標語」と「歯と口の健康週間図画コンクール」,「校内図
書多読賞」の表彰が行われました。自分らしさを出して標語を書いたり,自分が言い
たいことを絵(ポスター)で表したり,自分の読みたい本をたくさん借りて読んだこ
とが表彰につながりました。これからも,一人一人の子供の個性が光るチャンスとし
ていろいろなコンクールに挑戦していってほしいと思います。
夕方は18時からPTAのプール掃除がありました。3年生以上の子どもたちが保護者
と一緒に一生懸命に掃除をしました。これで,夏休みのプール開放も気持ちよく迎え
ることができます。保護者のみなまさありがとうございました。お疲れ様でした。
3時間目,3年生から6年生までが田の草取り見学を行いました。これまでもお世話
になっているTさんから,稲の苗とは違う「稗(ひえ)」を抜き取る作業,「畦払い
(あぜばらい)」という畦道の草を刈る作業(田んぼ周りの草にいる虫から稲を守る
ため)について説明を聞きました。
今日は,フィリピンから農業の勉強をしに来ている20歳半ばの方々が草取りの様子
を見せてくださいました。(日本のお米はおいしいので,外国から農業について勉強
に来る方は多いようです)3ヶ月間は日本のこと・農業のこと,日本語などの勉強を
して,その後6ヶ月後くらいしてから実際の作業を勉強するそうです。明確な目的を
もって外国に来ている方々なので,とても真剣で頑張る方々だとTさんも感心してい
らっしゃいました。
お盆前には,稲の横への広がりを抑えることで縦(上)への成長を促す作用や,お
盆過ぎには,田の水入れを一旦止めることで水を求めて根が広がり強くなっていく
「中干し」という作業(台風対策でもあるようです)を行うそうです。おいしいお米が
できるまでには,いろいろな作業が必要になることを知ることができました。自然環
境と共に生きている人々の営みを身近に感じられる貴重な体験になっていると感じま
した。
今日は保護者にとって盛りだくさんの一日でした。午前中は校内水泳学習発表会,
午後からは学校保健委員会(家庭教育学級を兼ねる)がありました。
学校保健委員会Ⅰは,ほめ協会インストラクターのAさんによる講演でした。前半
は,子どもたちに話をする形式で保護者も一緒に聞きました。「自己尊重感を根っこ
に据えると,命が喜ぶようになる。すると,嬉しくなる,幸せを感じる,やる気が出
る,記憶力が良くなる」という内容でした。「『ほめ日記』を書くと,命が喜ぶよう
になる。誰からほめられても良いが,自分で自分をほめることができることは大切で
す」と話されました。子どもたちは,実際に自分の良いところ,良い行動、良い考え
方などを考え,「ほめ言葉」を使ってほめます。それを担任の先生にも聞いてもらい
ました。その後は,保護者に対しての講話を行い,「ほめ日記」を家族で取り組むこ
との大切さを話されました。
学校保健委員会Ⅱは,夏休みのプール開放で監視員をつとめる保護者を対象とした
「水難救助法講習」が行われました。大隅曽於地区消防組合の5名の方々が,映像を
交えながら水難事故の現状などを説明され,その後の実際にAEDを使った講習で
は,救助者発見をして心配蘇生法からAEDの使用まで,一連の流れを確認しながら
熱心に活動が行われました。
7月7日(木)朝,全校朝会が行われました。校長先生が,生活の様子を表した絵を
もとに危険な場面を探すことを通して「危険予知能力」について話されました。次
に,全校外掃除での草取りの前と後の写真を示しながら,時間いっぱい掃除をするこ
とできれいになることを話されました。朝のボランティア清掃をしてくれている子ど
もたちの様子も写真で紹介されました。そして最後は校長先生作詞作曲の「ライジン
グ」をみんなで歌って全校朝会が終わりました。カメラで撮影しながら,4月の頃に
比べて,子どもたちの聞く姿勢がとてもよくなっていることに気付きました。
全校朝会の後は,受賞伝達式を行いました。第1回笠木タグラグビーフェスタに出
場しましたが,その中の2チームが第3位になりました。5団体から15チームが参加
し,3カテゴリーに分かれて総当たり戦を行いました。全国大会に出場する宮崎県の
強豪校とも試合を行い,その強さや生活面の規律正しさに刺激を受けたようです。こ
れからの学校生活に活かしてくれることと思います。