子どもたちの様子より
4月当初,朝,校長先生が校舎近くの砂利の場所にほうきの目を付けてきれいに
整えていました。数日後,校長先生と一緒にほうきの目を入れる子どもが出てきまし
た。しばらくすると,数人の子どもたちが,朝の活動(自分の好きなことができる時
間)の時に,進んでほうきの目を入れています。すると,別の日には違う子どもがほ
うきの目を入れています。さらに,砂利が飛び出て散らばっていることに気づき,ほ
うきで元の場所に掃き入れる子どもも出てきました。
朝,子どもたちは縦割りでうさぎ小屋の掃除などをしています。梅雨に入り,雨が
降る中も変わらず、うさぎが快適に過ごすために,糞や汚れた餌を取り,新しい餌に
変え,取った餌(葉っぱ)や糞は捨てに行っています。雨の中一輪車で運ぼうとして
いる子どもの横でさっと傘を差している子どもがいました。
先日は,「学級園の草が目立ってきたね」と伝えると,5・6年生が草取りを始め
ました。すると,近くにいた2人の1年生も加わって草取りを始めました。私は,
「お兄さん,お姉さんたちの学級園の草取りまでしてくれてありがとう。」といいま
した。それでもただ黙々と草を取っています。その子どもは,放課後,タグラグビー
の練習に早く来て1人で草取りの続きをはじめていました。次の日にも,その子ども
は早く来て,今度は「今日は1年生の学級園の草取りをするの。」と言って草取りを
はじめました。誰の目を気にすることもなく,ただきれいにしたいと思って動く子ど
もを見て,なんて純粋で素直なんだろうと思い心が温かくなりました。