12月16日に,5・6年生が総合的な学習の時間に「地域に伝わる郷土料理」をつくる体験を行いました。学校農園で収穫したさつまいもを使用し,「ねったぼ・がね」を作りました。大隅食育改善グループの方を講師としてお招きし,調理を行いました。調理レシピの説明を受け,「ねったぼ作り」では,さつまいもの皮を剥いたり,蒸かしたりしました。その後,さつまいもと餅をねり一口サイズに丸めて,きなこをかけて完成させました。「がねつくり」では,短冊に切ったさつまいも,人参,にら,タマネギなどを衣の材料に混ぜ,揚げました。とても,香ばしいがねがたくさん出来上がりました。これからも引き継いでいきたい郷土料理をマスターしました。ありがとうございました。
12月14日(日)に,創立150周年記念式典などが行われました。この日を迎えるために,子どもたち,保護者,職員,地域の皆さんで準備を進めてきました。まず,オープニングセレモニーとして,全校児童27名が笠木小の誕生150歳を祝う「ハッピーバースデーソング」を歌い,紙で作った大型バースデーケーキと紙吹雪で祝福しました。次に,笠木小の好きな所を発表した後,「いのちの歌」を斉唱しました。笠木小学校前の横断歩道で,約20年間もの間,毎日子どもたちの登校見守りをしていただいた東幸徳様に感謝状と記念品を贈りました。その後,式辞,祝辞,祝詞など笠木小の150周年を祝うメッセージを数多く頂戴しました。式典の締めくくりに校歌を会場の皆さんが声高らかに斉唱しました。「おめでとう。笠木小学校150歳!」記念講演では,本校卒業生で東京大学,住友電工(横浜),アメリカの留学を経て,九州工業大学情報工学研究院教授「永山勝也」様に,ご講演いただきました。演題「激動の150年とこれから」では,幼少期の笠木で過ごした思い出やこれからの人口減少時代となる曽於の活性化・豊かな田園生活の存続を願う話をしていただきました。大先輩の話に子どもたちは,聞き入っていました。記念碑除幕式では,事業委員長の豊永さんが,記念碑に刻まれた「一期一会」の文字に刻まれた思いを,説明した後に実行委員長と児童代表の6年生7人による序幕が行われました。ファンファーレの後に,カウントダウンがあり,白布を引っ張るとレーザープリンターで石に刻まれた「一期一会」の文字と「笑顔の27名の写真」が現れ会場からは,大きな歓声が湧き起こりました。一生に一度の出会い・機会のこの瞬間を大事にしていきたいものです。記念祝賀会では,オープニングに弥五郎太鼓の演奏が行われ,祝賀会に華を添えました。150周年記念式典などを実施するにあたり,数多くの皆様のお力添えをいただき,盛会となりました。誠にありがとうございました。今後とも,笠木小をどうぞよろしくお願いいたします。
12月9日に火災を想定した避難訓練を行いました。湯沸かし室からの出火の放送を聞き,子どもたちは,担任の先生の指示のもと「お(おさない)・か(かけない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)」をしっかりと守り,3分以内に校庭に全児童が避難を終えました。まず,消防署の方から,火災が起きた時に気をつけ安全に避難する方法を話していただきました。次に,消火器の仕組みや使い方を確認した後に,代表の子どもと先生が,水消火器を使い初期消火体験を行いました。上手に消火できました。最後に,消防車や救急車の説明を聞いたり,酸素ボンベを装着したりする体験を行いました。今回の学習をもとに,火事を起こさないことや万が一火災に遭遇したら,今回の学びを生かして,自分の命を守れるようにして欲しいものだと思います。
12月5日に,学校保健委員会(3B体操)を行いました。講師に,西堂理恵子先生をお招きして行いました。3B体操とは,体操で使用する手具,ボール(ball),ベル(bell),ベルダー(belter)の頭の字「B」に由来する名称だそうです。生涯を通じて心身ともに健康な日常生活を送ることができるように考案され,年齢性別に関係なく,誰にでも無理なく楽しめる体操だそうです。当日は,親子でベルとベルダーを使用した体操を体験しました。リズミカルな音楽に合わせて,講師の先生の動きを模倣しながら体を動かしました。普段は,動かすことのない筋肉を動かすことができ,体育館に笑顔が広がっていきました。みんなが輪になり,人間知恵の輪体験をしたり,ベルダーで軽快な音を鳴らしながら体をほぐしたりすることができました。参加者からは,「楽しい」「またやりたい」「明日,筋肉痛になりそう」など,満足した感想が多く聞かれました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
11月16日(日)に,創立150周年記念学習発表会が開催されました。保護者・地域の方々が約70名ほど参加いただきました。1・2年生の生活劇「みんな たのしく にこにこえがおの 『きらほしぐみ』」では,1・2年生のこれまでの学習でできるようになった,発表を自信を持って行うことができました。会場からは大きな拍手が送られました。3・4年の創作劇「3・4年生の一日」では,日頃から元気な子どもたちの様子が伝わっていました。外国語活動で学んだ,流暢な自己紹介やアルファベットソングから,日常の授業で頑張っている様子が伝わりました。5・6年生の創作劇「150年前にタイムスリップ!~初代校長のなぞを追え!~」は,西郷隆盛さんと同じ時代に生きた笠木小学校の大津十七(おおつそしち)校長先生について,現代の子どもたちがタイムスリップして紹介する劇でした。「スリッパ」が何と「タイムスリッパ」となり過去と未来を行き来する設定に会場からは笑いあり,学びありの子どもたちの発表は,150周年にちなんだ劇でした。他にも,作文発表や全校児童で心を込めて「星にねがいを」演奏し,「いのちの歌」を斉唱しました。参加いただいた方々に150年の歴史を祝う雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。参加いただき誠にありがとうございました。